概要OVERVIEW

プロダクションテクノロジー研究会は、その所属研究室数と研究実績において国内外でも有数の規模を誇る、生産加工分野の大学研究グループです。

プロダクションテクノロジー研究会について About the Production Technology Research Group

プロダクションテクノロジー研究会は、金属材料・複合材料・新素材などのあらゆる工業材料を対象とした生産加工プロセス全般について、機能・形状・特性などを効率的に実現するための加工・計測・システムに関する総合的かつ先進的な技術体系を確立することを目的としています。素材より最終製品にいたるまでの生産加工プロセスは、素材製造・設計・加工・計測/制御など多くの技術課題を包含しています。生産加工プロセスに関わる各々の技術課題は、それぞれが多くの工学研究分野にまたがっており、さらに各工学研究分野における技術革新は急激に進行しています。従って、生産加工プロセスに関する研究は、各工学研究分野に関する最新の研究成果を融合しつつ、多面的・包括的なアプローチにより遂行される必要があります。

本研究会所属の各研究室は、生研での「生産・ものづくり技術」に関する研究の中核を担っています。所属する各メンバーは、先進機械加工学、応用科学機器学、付加製造科学、マイクロ要素構成学、知的材料システム工学、応用微細加工学、基盤生産加工学、変形加工学等を研究しています。本研究会ではこの特徴を生かし、所属する各研究室が行う個別研究、すなわち、

  • 各メンバーが自主的に行う基礎研究
  • 各メンバーが実生産現場と協力しつつ行う応用研究

を調和させ、従来個別の課題として研究されることが多かった生産加工プロセスに関わる技術課題を、総合的な視点で捉えた共同研究を遂行しています。さらに、生産技術に関する最新の研究成果を国内外に発信する情報拠点としての役割を果たしています。

沿革History

本研究会は、1971年に東京大学鈴木弘名誉教授の呼びかけにより生産技術研究所内に設立された「最適生産システム研究会」を前身としています。その後、1987年に「プロテク研究会」、1993年に「プロダクションテクノロジー研究会」と改称し、現在に至っています。

IIS RGOEResearch Group of Excellence

IIS RGOEは、東京大学生産技術研究所に設けられた特別研究審議委員会によって選定された研究グループで、 共同研究・研究調査・研究成果の公表等を目的としています。プロダクションテクノロジー研究会は、IIS RGOEに指定され、生産技術研究所から活動費の助成を受けています。

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